書道日記

【小野雄慈のつぶやき】モジニケーション

モジニケーション(文字+コミュニケーション)

「小野さんの文字は何か違うんだよねぇ」とか「文字が寄り添ってくる感じがあるんだよねぇ」とか、「人としては未熟だけど文字の才能はあるよねぇ」などと文字を褒めて頂くことが良くあります。(手前味噌で恐縮です。。)

なぜかな??と考えてみると、いつも過去の事を思い出します。

わたしは20代の頃まで、かなりの人見知りでした。

(今もですけども。。)

コミュニケーションが取れないので、人の輪に入れず端っこでタジタジしている人でした。 何を話したら良いか分からず、会話が全く続かないつまらない人でした。

それがとても苦しかったので、コミュニケーションの本を読み漁るようになりました。 セミナーにもたくさん通いました。たくさんお金を使いました。

色々と学んだ末の結論は、

「その人の気持ちを自分事にできるか」ということでした。

まだまだコミュニケーションは上手ではないですが、昔に比べたら随分と良くなったなぁと思います(笑)ご依頼の文字を書くときも自然にそうなっているのだと思います。

名刺のご依頼であれば、その方がこの名刺を渡したときに、

  • どんな気持ちで渡すのか。
  • 相手にどんな反応をしてほしいのか。
  • どんな印象を持ってもらいたいのか。
  • その人柄とかけ離れていないか。
などなど、、、

ぜんぶ、自分事なんです。

そう思って書いた文字が、少しは何かを伝えてくれてるのかなと。

文字は口以上にモノをいうと思っていて、今では、文字が勝手にコミュニケーションを取ってくれるようになってきた気がします。

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